「魚べい」という回転寿司をご存知だろうか。元気寿司が運営する回転寿司チェーンだ。店舗数は全国地におよそ150あるそうだ。
小さい頃は回転寿司といえば黄色い顔の元気寿司、ここ数年は回転寿司といえば魚べいだ。使いやすいタブレットや寿司以外の豊富なサイドメニューが好きだ。
長らく魚べい信者として生活してきたが、ふとしたきっかけでスシローに足を運ぶこととなった。馴染みがない店だったので多少の不安をおぼえながら。
お邪魔したのは鹿沼街道と呼ばれる県道4号沿いにある宇都宮鶴田店だ。市街地から走って宇都宮環状線にぶつかる少し手前にある。
平日の11時半ながら店内は賑わっていた。栃木県内の回転寿司はどこもいつ行っても混んでいるイメージがある。栃木県外で回転寿司を食べた記憶がないので栃木県特有の現象かは分かりかねる。
店内入ってすぐに券売機があり座席番号が印刷されたレシートが出てくる。余談だが注文は画面だし会計はセルフだし一度もお店の人との会話が発生しない。特に嬉しくも悲しくもないが。
座席について何より驚いたのが注文するための画面だ。壁がそのままタッチ操作できる画面になっている。魚べいのiPadサイズのタブレットとは次元が違う。
2人で行ったのだが画面内でメニューが分割されて表示されるので同時に注文できた。今まで2人でタブレットを交換こで使っていたので衝撃だった。
画面は明るく解像度が高くメニューが見やすくて良い。レスポンスも良く一切のストレスを感じない。そして一定時間操作しないと暗くなる省エネ仕様だった。
初手はまぐろと決まっている。まず最初に歩を一つ前に進めるのと同じ要領だ。そして青さ汁も合わせて注文する。これで飛車角が自由に動けるようになるのだ。
基本的にはまぐろとさばを繰り返し食べる。魚べいではラーメンを必ず注文するのだが、まぐろラーメンという変わったラーメンに尻込みしてしまった。
まぐろが三角形なのはタイミングだろう。魚べいと比べてややネタが小さい気がした。比較基準が魚べいしかないのが残念だ。
食べたことがない魚も食べてみた。写真にはないのだがフライドポテトがおいしかった。以前住んでいた6畳のアパートで現在の妻と夜中に冷凍ポテトを食べたことを思い出した。
魚捌き系YouTuberのきまぐれクックさん監修のメニューもあった。何度も見たことのあるお顔だ。妻は毎日のようにYouTubeで魚を捌く動画を観ている。
「回転寿司=魚べい」の図式が崩れた。まぐろは魚べいの方が好みだけど、ポテトは間違いなくスシローの方が好みだ。何よりこの場所での体験が楽しかった。
帰る頃には順番待ちをしている人がいた。那珂湊のような場所と比べるとやはり回転寿司だし値段も安いわけではないけれど、回転寿司でしか味わえない体験があると感じた。
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