ラーメンショッピングモールショッピングモールラーメン

お出かけ

先日「貝だしらぁめん 四季彩」でラーメンを食べてから、すっかり貝系ラーメンの虜になってしまった。ここ最近は貝に対するモチベーションが高い。

栃木や佐野でラーメンを食べることは多いけれど、小山でラーメンを食べることはあまり多くない。そういうわけで今回はターゲットを小山に絞った。

せっかく行くのだから食べられるだけ食べたい。そこで昼と夜の2部構成にした。ラーメンとラーメンの間にショッピングモール散策を挟めば完璧だ。

ラーメンに対する意識が高いので、前日は2人とも麺類を食べないようにした。そうすることでラーメンへの欲求を高めた状態でご対面できる。

新4号国道および国道50号を経由して小山駅付近へ。小山駅の少し南にある「麺堂イズム」というラーメン屋にお邪魔した。11時半オープンで11時半に到着したが先客がいた。

こちらの「麺堂イズム」は鶏白湯とホンビノス貝を推している店だ。店内はカフェのような雰囲気で、お店の人もお客さんも年齢層が若めだった。

私は「イズムのらーめん」の醤油にした。乗っている貝がホンビノス貝である可能性が高い。あっさりとした醤油スープにかすかな貝の風味を感じる。麺は低下水の細ストレートでスープによく合う。

トッピングの鶏チャーシューと豚レアチャーシューはどちらもおいしかった。全体的にイマドキの流行りのラーメンという印象。

こちら「油そば」は中太ストレートでタレがよく絡む。奇をてらわない王道の油そばという感じで良かった。別添えのすりおろしニンニクを混ぜるとややジャンキーになる。

国道4号で間々田と野木を抜けて茨城県に突入した。ここから西に進路を変えてイオンモール羽生を目指す。小山から羽生は1時間程度とそれほど遠くない。

渡良瀬川を渡って埼玉県加須市に入った。近くにはJR日光線の埼玉県だけど新古河駅、そして少し離れて渡良瀬遊水地と道の駅かぞわたらせがある。

そのまま県道46号で利根川を渡って本格的に埼玉に入った。7年前にこのあたりを自転車で走ったのが懐かしい。あの日も風が強くて大変だった。

加須ICの少し西で国道125号に乗って一気に羽生方面へ進んだ。この先には、館林のつつじが岡公園、太田の冠稲荷神社、行田のさきたま古墳公園など思い出の場所が多い。

イオンモール羽生に到着したようだ。見晴らしの良い道を進んでいると突如巨大なショッピングモールが現れるこの感じ、水戸側から行くイオンモール水戸内原とよく似ている。

イオンモール羽生、埼玉県で最大級のイオンモールだ。国道122号と国道125号が重複する区間にあり、埼玉南部、群馬、栃木、茨城、どこからのアクセスも良好。

駐車場に囲まれた形の館内は3フロアで吹き抜けが多く開放感がある。大きめのイオンモールには必ず映画館があるようだ。

やや導線が複雑で初訪問だとマップを見ながら歩くことになるだろう。端から端までそれほど長くないので楽だった。水戸内原は歩くだけでヘトヘトになる。

フードコートはお決まりのように3階にあるのだが、壁面がガラス張りになっており群馬・栃木方面を一望できるようになっている。この日は残念ながら赤城・日光ともに雲がかかっていた。

無駄な買い物はしないのが鉄則だ。サンマルクカフェでコーヒーを甘いものを食べて、帰り際にパン屋でいくつかパンを買って終わりにした。

ラーメン第2部に向けて小山に戻る。国道125号と国道4号を経由して栃木県に入った。道路が混みそうな17時〜18時だったが古河駅前以外は目立った渋滞はなかった。

お目当てのラーメン屋の少し手前にあるハーベストウォークに立ち寄った。テレビCMでお馴染み「おや〜ま ゆう〜えんち〜」跡地にオープンしたショッピングモールだ。

個人的におすすめしたいのがTSUTAYAだ。本の取り扱いジャンルが幅広く、加えて家庭用ゲーム関係や雑貨まで置いてある。

ハーベストウォークを後にして、最終目的地の「貝出汁らぁ麺 しらかし」へ。小山市羽川の国道4号沿いにある、先月オープンしたばかりの新店だ。

アサリ、ホタテ、ハマグリなど貝を推しているラーメン屋だ。Google Mapでの評価も異常に高く、貝出汁ファンの端くれとして行かないわけにはいかない。

店内はこじんまりと落ち着いた雰囲気で、入ってすぐには観賞魚が泳ぐ水槽が置かれていた。券売機の横にはラーメンの写真が大きく並んでおり選びやすい。

こちらが「貝出汁らぁ麺」の醤油だ。角のないまろやかな醤油スープ、そしてほのかに、しかし確実に貝の風味を感じる。

麺は高加水寄りのストレートでスープの旨味を吸っている。2種類のチャーシュー、水煮のような食感のタケノコ、全てが上品で繊細だ。

「蛤らぁ麺」の方は一口スープを飲んだら口の中いっぱいにハマグリが広がった感覚がした。たくさんのハマグリに包み込まれているようで、どこまでいっても上品だった。

この店の評価が高い理由がなんとなく分かった気がする。味、雰囲気、店主の人柄、全てが上品で優しい。そして店主の人柄がラーメンにしっかりあらわれている。

店の雰囲気も席がゆったりしており、音楽も控えめでしっかりとラーメンと向き合える環境だった。夜遅めの時間だったせいか忙しい感じもなく、心ゆくまでここでの体験を堪能できた。

帰り際には「お気をつけて」とお見送りまでしてくれた。近いうちに必ずまた行く。焼きあごが気になるところだが、きっとまた同じメニューにしてしまいそう。

家に帰っても余韻が止まらなかった。味がおいしいとか、雰囲気がいいとか、お店の人がいいとか、単体ではよくあるけど全てがいいのは滅多にない。

太陽を浴びて、体を動かして、おいしいものを食べる。刺激的でなくていい。心の中にじわ〜っと広がっていくような幸せがあればいい。

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