幸せホルモンことセロトニン。窓の外を眺めて太陽を浴びるのもいいけれど、たまには致死量のセロトニンを脳内に爆発させたい。
思い立ったが吉日。翌朝、北関東自動車道・東水戸道路で大洗へ。平日昼間の北関東自動車道は快適に走ることができる。高速料金が痛いが、2,060円で1時間×2人分を買ったと思えばいい。
水戸大洗ICから国道51号経由で海へ。大洗磯前神社の近くにある大洗公園駐車場という、海が目の前にある無料駐車場がおすすめだ。
駐車場からも海が一望できる。1月中旬ながら快晴の気温10度、歩くにはちょうどいい天気だ。晴れ渡る青空と響き渡る波の音でセロトニンが止まらなくなった。
砂利の上に仰向けで寝ているおじさんがいたので、私も真似して砂利の上に寝転がってみた。視界にあるのは青空のみ。ほんのわずかな時間でもその後数時間目がチカチカするほど眩しかった。
大洗の海というと夏のイメージがあるが、個人的には冬の方がおすすめだ。夏は暑くてのんびり見ていられないし、冬の方が空気が澄んでいて空が青い。
満足したところで近くの「那珂湊おさかな市場」へ。大洗は観光地が近場でまとまっているので移動が楽な気がする。
平日の12時前ながら多くの人で賑わっていた。鮮魚を求める人が多い様子だったが、この後も予定があるので見るだけにしておいた。
2,200円のまぐろ丼を食べた。まぐろ丼もさることながら、付け合わせの漬物や、あさり全開のあさり汁もおいしかった。
ガソリンを入れようとひたちなかのコストコに行ったらガソリンスタンドがなかった。つくばや壬生にはあるので、勝手にコストコ=ガソリンスタンド併設という認識をしていた。
JR勝田駅前を通って第2の目的地である「イオンモール水戸内原」を目指した。休みの日はたまに妻と商業施設を巡る。
最近行ったところだと、越谷市の「越谷レイクタウン」やつくば市の「イーアスつくば」だ。特に目的があるわけではなく、そこに行くということ自体が唯一の目的だ。
途中、国道50号沿いの大塚池公園に立ち寄った。相変わらず駐車場までの道が狭い。数年前に千波湖の白鳥が消えたので生の白鳥を見るのはひさしぶりだ。
目の前にバイパスがあり周りを住宅に囲まれていながら白鳥やカモがいる不思議な場所だ。白鳥の声は意外と大きい。
なんだかんだで結局公園を一周した。国道50号側に黒鳥の姿もあった。釣りエリアで竿を投げているおじさんがいたので、魚もいると思われる。
大塚池公園から5分で第2の目的地に到着した。水戸から筑西・小山方面に走る国道50号の最後の砦だ、この先一気に国道50号はバイパス感を失う。
外観も店内もおしゃれな雰囲気で、かつてのジャスコ時代の面影は感じない。テナントにややジャスコっぽさを感じるが、醸し出す雰囲気は完全にイマドキのショッピングモールだ。
規模感としては栃木県内のどこのジャスコよりも大きいと思う。ベルモールに慣れていると駐車場が無料なのがありがたく感じる。
普段はスターバックスやタリーズに入るが、せっかく県外まで来たので「倉式珈琲店」という喫茶店に入ってみた。カフェというより喫茶店、な店だった。
コーヒーがビーカーに入って運ばれてきたので驚いた。コーヒーはグッとくるおいしさで、カップ2杯分以上の量がありながら520円からとリーズナブルな点もおすすめだ。
3フロア全てを見るのに3時間もかかってしまった。1階にレストラン街があり3階にフードコートがあるのは越谷レイクタウンと同様。
通路には座って休憩できる椅子も多く、フードコートのテーブルや椅子もおしゃれで全然ジャスコ感がない。私の知っているジャスコはもう存在しないのだろうか。
すっかり日が暮れてしまった。もっと時間があればのんびり歩くことができたが、大塚池公園を一周してしまったおかげで駆け足での散策となった。
9時に出発して帰宅は21時だった。日常から離れた場所で心と体を癒すこと、そして慣れない場所で新しい体験を脳に刻むことの大切さを改めて感じた一日であった。
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