夏といえば盆踊りだが、最後に純粋な盆踊りを体験したのははるか昔のこと。最近はどちらかというとダンスパフォーマンスなど、何らかの演技を披露する場所という側面が強いように思う。

毎年恒例のあじさい坂から左に進んで謙信平方面へ。年末年始は一方通行になるが平常時は道幅の狭い急カーブの向こうから対向車が来る。
日光の金精峠やいろは坂の方がよほど走りやすい。逆に街中にそびえ立つ山、太平山や佐野の唐沢山などは慣れていてもヒヤヒヤする。
上杉謙信が関東平野を見渡したと噂の謙信平には、東京の名所へ角度が調整された望遠鏡が並んでいた。それと一緒にUFOを呼び寄せる円盤が置いてあって風情を感じた。

謙信平には食事処が立ち並んでおり、その中の一つの「日の出家」に入った。太平山三大名物といえば焼き鳥、玉子焼き、大平だんご、どこの店に入っても食べることができる。
甘味のある玉子焼き、辛味のある大根おろし、そして醤油が絶妙に合う。注文して2〜3分で運ばれてきたが作り置き感はなく不思議だった。

そばは2〜3人向けの5合で1,900円。こだわっているようで壁には色々と書いてあった。つゆが薄味なのでしっかり浸して食べるとおいしい。

300円のかき氷は見た目に反してふわふわ食感でおいしかった。巷では1,000円を超えるような高級かき氷もあるが、こういう普通のかき氷は昔懐かしさを感じさせてくれて良い。

謙信平の食事処では道路を挟んで山際に食事スペースがあり、外で食事をすることもできる。店に冷房はなく扉も開けっぱなしなので風がある外の方が涼しいかもしれない。
セミの方はアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシを見つけることができた。アブラゼミはいいとして、ミンミンゼミとツクツクボウシの声はやはり田舎というか山でないと聴けない。
それぞれにイントロがあり、盛り上がってきたところでサビに入る。羽が透明だとお腹が震えるのがよく見えるのでリズムが取りやすい。

夕方、とちぎ山車会館周辺の蔵の街サマーフェスタへ。盆踊りを想定して行ったら少し違うようで子どもたちのパフォーマンスがメインだった。

少し離れたところで法被を来た人たちが、お囃子を演奏している様子を見つけた数分後、鹿沼から来た雨雲に見舞われて駐車場にダッシュで戻った。

南へ向かう雨雲とすれ違うように北へ。記念すべき50回目となるふるさと宮まつり。公共交通機関でというのは間違いではない。駐車場が全然空いていない。
駐車場が多いエリアは交通規制エリア内なので、16時以降は入れないし21時以降まで出られない。結局、宮の橋の少し北の駐車場から歩くことになった。
20時過ぎに行ったのでもうすぐ終わりというタイミングだった。ふるさと宮まつりに行くのは数年ぶりになるが、改めて行くとものすごい人と熱気であった。

年に一度のイベントなので2日目も足を運んだ。ちょうど宇都宮二荒山神社前で御神輿が動き始める様子を見ることができた。
2日間で60万人以上が訪れるというふるさと宮まつり、確かに大通りとオリオン通りにはあり得ないくらい人がいた。
両日とも田川から東武まで往復して足が疲れてしまった。今回の経験を活かして、来年はもう少しいい感じの駐車場に巡り合いたい。
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