「おぐら屋」出流原弁天池の近くにある老舗で極上の佐野ラーメンと出会う

ラーメン

佐野ラーメンを語る上で外せないのが老舗の「おぐら屋」だ。定期的に佐野に行くようになった数年前から「おぐら屋」のことは存じ上げている。

しかし、モチベーションが高い時は「日向屋」に行ったり、最近オープンした話題の店に行ったりと、なかなか「おぐら屋」に行く機会がなかった。

先日、行く予定だった店が行ってみたら「準備中」で、ならばとこちらに向かってみたのだが、まさかの臨時休業をお見舞いされた。それ以降ずっと頭から離れず、ついにリベンジを果たした。

場所は佐野市出流原町、国道293号沿いに巨大な店があったらそれが「おぐら屋」だ。近くには池が美しい出流原弁天池や、北関東自動車道・出流原PAがある。

佐野市街地からはかなり離れた北の方にあり、JR両毛線や東武佐野線からも遠いので行くなら車一択ではないかと思う。

2025年5月現在でも660円でラーメンを食べることができる。記憶にある範囲でも佐野ラーメンが500円台だった頃もあるが、今となっては700円台後半〜800円台が相場だと感じる。

大盛りにしても770円、チャーシューメンでも825円とコストパフォーマンスは高い。ライス系のメニューがないのは珍しいのではないだろうか。

店内の座席数は130席を超える、カウンターはないので1人でもテーブルに案内される。各座席にメニュー表はなく、壁に貼られた大きなメニュー表から選ぶことになる。

透き通った黄金色のスープは程よく塩味があり、個人的には最近の醤油感強めの佐野ラーメンと比べて遥かに好みだ。古き良き佐野ラーメンという感じがする。

縮れ麺は食感がもちもちでこちらも好みだ。自分が求めていた佐野ラーメンはここにあったんだという感覚をおぼえた。

食べている最中はややインパクトに欠ける気がしたが、食べ終わって店を出たあたりから余韻というか謎の多幸感に包まれてしまった。

雑誌では「新時代の佐野ラーメン」と題してオリジナリティ溢れる新店が紹介されることも多いけれど、老舗の実力というものを体感させられた一日であった。

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